レッスン通信♪ (第62号)
「令和」という新しい時代を迎えました。
明日への希望と共に一人一人が大きな花を咲かせる、という願いが込められているそうですね。
明るい話題の多い時代になってほしいと思います。
「昭和」「平成」「令和」と、3つの時代を生きているんだなと思うと、自分が年をとったような気がします(笑)
先月、4月20日に教室の発表会を終えました。
教室を開設してから 2年に 1度開いている発表会も、18回になりました。
今回は、想い出多い「埼玉会館」での発表会でした。
私の子供の頃の発表会は、いつもここでした。
埼玉会館の建物もリニューアルして、様変わりはしていましたが、懐かしい気持ちがわいてきました。
今回は、私が中学受験の時からお世話になっている大恩師「拝田正機先生」(はいだしょうこちゃんのお父さん)に演奏していただきました。
先生のピアノの音色はとても美しく、温かく、ホールをやさしく包んでくださいました。
いただいたお花やプレゼントを抱え、きれいなドレスをヒラヒラさせてうれしそうに歩いている小さな生徒たちは、かわいらしかったです。
大人の部では、お仕事を抱えながら、ご両親の介護をしながらと、それぞれ日々の生活のお忙しい方々が出演してくださいました。
発表会の数日前から、食欲もなかったのではないかと思われるくらい緊張してる方もいらっしゃいました。
自分たちの両親以上の世代の方の舞台の姿は、「素敵な想い出」として、子供たちの脳裏に強く残ったことと思います。
そして、今年は、中学生以上が多い会になりました。
高校受験、大学受験の中、発表会に出演してくれた子もいます。
「古谷音楽教室も高齢化していますね」と、おもしろい表現で指摘してくれた男の子がいますが、とっても嬉しいことと思っています。
小学生もそれぞれに忙しそうですが、中学生、高校生は、勉強、部活に追われ、ピアノを弾く余裕はほとんど無いと思います。
そんな中で、よく頑張ってくれたと、感謝の気持ちでいっぱいです。
発表会当日は土曜日だったこともあり、学校のあった子も多く、部活の大切な試合を終えて駆けつけてくれた子もいました。
「細く長く続けてほしい」と、いつも思っています。
「うちの子は、ピアノを習っていたのに何にも弾けない」
昔の生徒さんのお母さまから言われた言葉でした。
その時から「弾ける子に育てなくちゃ」と思って指導しています。
「弾ける」ようになるまでには、時間も努力も相当かかります。
10年はかかるでしょう。
でも、根気強く続けていると、いつの日か、「あこがれていた曲」に出逢えます。
その後押しをしていきたいと思っています。
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