レッスン通信♪ (第20号)

生徒のみなさんへ

澄み切った青い空に、色づいたきれいな紅葉、お天気の良い日には、

どこかへ出かけたくなりますね。

今月のレッスン通信は、子供達の活躍ぶりをお伝えしたいと思います。

私には何かある! と常々思っていましたが、やっぱりありました。(笑)

「素晴らしい生徒たちが!」

各学校の音楽会で大活躍の子供たちでしたが、ある小学校では、

3年生から6年生まで、計7人が、伴奏の大役に選ばれました。

どの子も、限られた時間の中で、その責任を果たすために一生懸命練習してくれました。

「うまく弾けないところは、100回弾くこと!」といった厳しい指導にも、泣き言も言わず、

疲れた素振りも見せず、やり遂げました。

小さい身体の子もいますから、立って弾くような状態でペダルを踏んだり、

強い音を出すために、全身の力を使って弾いたり..... 本当によくがんばりました。

中学校では、吹奏楽部に所属している1年生の女の子が、ソロコンテストに出る先輩

の伴奏を引き受け、この1ヶ月半、大変でした。

曲は、モーツァルトのホルン協奏曲。

音楽大学の生徒でも てこずるような難曲。

伴奏の中でも、管楽器の伴奏は大変で、ピアノ科の人でも敬遠する曲です。

責任が重くのしかかり、緊張と不安を抱えた日々だったと思います。

とにかく、たくさん弾いて練習していました。

その成果が表れて、無事に予選を通過し、12月末に本選に出ることになりました。

予選時の審査員の講評に 「ピアニスト、ブラボー!」 と書かれたいたことや、

この講評を見て、部活の先輩たちが一緒に喜んでくれたことは、彼女にとって

これまでの苦労が吹き飛んだ瞬間だったのではないかと思います。

目標に向かっての辛い道のりも、まわりの人たちの暖かい応援や、成し遂げた時の

達成感で、良い想い出になるのですね。

ある脳科学者がテレビ番組で、

「何事も目標を立てたら、最後までやらなくてはいけない。

そうしないと、脳が辛い記憶だけを覚えてしまうから。

『できた~!』とか 『やった~!』という達成感を脳に記憶させるのが大事。」

と言っていました。

また、別のテレビ番組で、

「子供に何を習わせたら良いか?」の質問に

「ピアノ! ピアノは集中的、忍耐力、表現力などなど、良いことがいっぱいあるから!」

と、断言してくれた脳科学者がいました。

私も 「そうだそうだ!」と心の中でうなずいていました。

「これでまたピアノを始める子供が増えるぞ~」と思っていましたら、案の定、

翌日朝早くから、入会希望のお電話がありました。

テレビの影響力って、本当にすごいですね。

かつて、私が音楽中学の受験で、初めて拝田先生のご自宅にレッスンに伺った時に、

「この子は、僕の言うことを、砂地に水がしみ込むように、よく聞くね。

一度で直していけるから、これからもよくなるよ。」と、誉めていただきました。

当時は、脳もやわらかく、気持ちも素直で、身体の動きも良かったのでしょうね。

あれから、30数年が過ぎ、最近では、もちろん、すぐには直せない、3度言われても

直せず、拝田先生にご迷惑かけてしまっています。(汗)

今月も28日にレッスンに伺いますが、拝田先生のため息が聞こえてきそうです。

子供たちを見習って、ちゃんと弾かなくちゃ!

来春こそ、私の演奏で胃潰瘍になる人を出さないようにしなければ。

「あなたの演奏が心配で、胃が痛くなる」って言う人がいるんですよ。(笑)

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